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「葬儀での高額トラブル請求」を考える
2025.10.19
新聞で報道されたお葬式のトラブル
数か月前にとある新聞紙上にて、お葬式にまつわるトラブルが記事となりました。
見出しに使われた言葉を並べると記事が要約されます。

新聞でも度々、ネットニュースでは検索すればこの手の記事はわんさか出てきます。他人事ではありません。
葬儀での高額請求トラブルが後を絶たない。
脱法的広告で行政処分を受けた例もあり、サービス内容をめぐる相談は過去最高を記録。
ネット宣伝50万円~を見て葬儀代が安いと思い依頼したが、見積もりは224万円と高額になり断った例も。
ここ20年で葬儀業界では売上単価が減り続けた結果、広告上は安い金額で集客を図り、依頼を受けた後に様々なオプションを受ける「ぼったくり広告商法」に走る業者が増えた。
それが近年のトラブルの大きな原因。
消費者は見積もり時に、これ以上追加がないことをの有無をしっかり確認することが大事。
なかなか衝撃的且つ残念な内容ですが、この業界にいるとこういったトラブルの内容にも慣れてしまうというかありがちというか、どこどこの葬儀会社がこんな感じでやっているんだろうなと容易に想像がついてしまいます。
実は葬儀費用トラブルに関するメディア報道はここ20年くらいある程度の周期で繰り返し何度も報道されています。
以前は互助会系葬儀会社での葬儀費用や会員解約などのトラブル、ここ近年は格安を謳う葬儀会社やネット仲介業者でのトラブルに話題が移ってきました。
これに最近では東京の火葬場事情に絡む話題も頻繁にメディアに登場します。
冒頭にある新聞記事の内容の大半についてはこれまでこのコラムにて何らかの形で取り上げてきました。
葬儀での高額請求トラブルを回避するために
今回から複数回に分けて、これまで深堀りしていなかった「お葬式の費用の項目」についてお話していきます。
というのも、お葬式を巡るトラブルというのは、冒頭に「葬儀での高額請求トラブル」とある様に、そのほとんどが接客態度などの人的なサービスではなく(これもなくはないでしょうが)、お葬式に使う棺や骨壺や祭壇などのモノのグレードや、必要か不要であるかはさておき、お葬式の内容の追加をする費用に関するものがほとんどだからです。

見積書にはない費用が請求書に記載されていたり…というホラーの様な話もあります。
「葬儀での高額請求トラブル」の当事者にならないためにはどうしたらよいのか。
お葬式にはどんな項目があり、何が必要で何が必ずしも必要ではないのか、どの様なものがオプションとしてあるのか、ということを知っておくことです。
お葬式を葬儀会社に依頼し、その過程の中でどの様な費用がかかるのか、そしてそれらはご家族が思い描くお葬式に本当に必要なのかを考える材料にしていただければと思います。
ただここで誤解していただきたくないのは、ここで必ずしも必要ではないとしたものが、ご家族にとって必要な場合もありますし、葬儀会社の担当者がここにあげた項目についてご提案する内容自体が悪いことであるという訳では決してありません。
ご家族が100組いれば、望むお葬式の形や内容は100通りあります。
大切なのは、お葬式にどんな費用がかかるのかを知り、よくわかないことについてはきちんと尋ねながら納得の上で打ち合わせを進め、ご家族が思い描くお葬式にしていくことです。
次回からお葬式の費用について
「(ほぼ)必ず必要な費用」
「必ずしも必要ではない費用」
「葬儀会社に対して支払う費用とは別の費用」
の大きく3つに分けてお話していきます。









