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お葬式は誰のため?

2026.03.21

お葬式は誰のため?

お葬式のご依頼を受けて、故人をどの様に見送るのか、お葬式をどう進めていくのかの打ち合わせを始めると

「〇〇(故人)が生前、葬儀はしなくていい、火葬だけでいい、墓はいらない、その辺に撒いておけばいい、人は呼ばなくてもいいと、とにかくお金をかけるなってずっと言っていたんです。」

とお話をされる方が少なくありません。

 

葬儀は義務ではないけれど

しかし冒頭の様に話す多くの方が、本当にそれでいいのか、少し悩んでいるように見えます。

なかなか難しい問題です。

そういう場合、ご遺族のお話を少し深く訊いていくことで、予算やスケジュール、その他の状況を踏まえて、何を最優先にしていくことが大事なのかを考えるようにしています。

 

人が亡くなった時、広い意味でのお葬式は必要になりますが、宗教的儀式を伴う葬儀は義務ではありません。

以前このコラム内で、お葬式と葬儀の言葉の使い分けについて触れましたが(もちろん法律等で定義づけされているものではありません)、ここでいう”広い意味でのお葬式”は「人の臨終」から始まって「火葬」もしくは「納骨」くらいまでの広義の意味をもちます。

その中ですぐに確実に行わなければならないのは「死亡届の提出」「火葬」「埋葬」の3つくらいです。

※厳密なことをいえば、日本では土葬が禁止されているわけではないので「火葬」を確実に行わなければならないといわけではありませんが、日本では火葬が99.9%を占めます。また収骨(御骨を拾うこと)は法律で義務化されているわけではなく自治体により判断が異なります。

 

事前相談や実際にお葬式をご依頼いただいた際は、どんな些細なことでも希望をお伝えいただければ、その内容を踏まえてよりよいご提案をいたします。

 

高齢の方の多くは昭和や昭和の余韻の残った時代の大がかりな葬儀、隣近所・友人知人・本人のみならず身内の会社関係(中には参列はしたが、誰の葬儀かよく知らないといったこと事例すらあったようです)といった大人数が参列し、大きなセレモニー会場等で行い、費用が数百万円かかることが少なくなかった時代の葬儀の経験があったり、そのイメージを持ち続けていらっしゃったりするのかもしれません。

おそらく冒頭の生前の要望された方の気持ちは、その様なお金のかかる葬儀はいらない、そんな大がかりな葬儀はいらない、ということだと思います。

 

だからといって、それが「家族葬9.9万円~」という看板の通りのお葬式かというとそれも違う気がします。

この場合の家族葬はほぼ間違いなく直葬、それも葬儀会社によっては、火葬当日まで故人との対面が叶わないような設定のものでしょう。

 

今回はここまで。

次回は来週更新予定です。

 



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