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ファミリーヒストリー②
2025.04.22

前回からの続きです。
前回は、「両親・祖父母を交えて、ご家族でゆっくりお話しする時間を作ってください」
ということと、「戸籍謄本を取得して生い立ちを知ること」についてお話しました。
改まって話をするというのはなかなか照れくさいものです。何気ない日常の場面で話を聞くタイミングを図ってみましょう。
実際に話を聞いてみる
自分の両親がそれぞれどの様な人生を送り、どの様に出会ったのか。
さらに遡れば自分の両親の両親、つまりは自分の祖父母二組がどの様な人生を送ってきたのか。
著名人でなければそれらの事実は書物に残されているわけではなく、書物でなくても、よほどの几帳面さがなければ書面にも残されていないことのほうが圧倒的に多いでしょう。
そのようなことを知る手段はやはりご存命中の自身の祖父母や両親から直接話を聞くことです。
お元気なうちに越したことはありませんが、少し病気がちで話がしづらかったり、認知症が入っていれば話をするのも困難かもしれません。
でも、少しづつ、ゆっくりなら聞き取ることは出来るかもしれません。
今では気軽に動画を撮ることも出来ますから、動画での記録もよいかもしれません。
「話を直接聞こう」と思い立った日が早ければ、家族写真を撮影することも、お勧めします。
弊社では、お葬式の時に親族が集まったタイミングで集合写真を撮ることがよくありますが、できれば、お葬式の時ではなくお元気なうちに撮っておきたいですよね。
またこういったタイミングで撮った家族写真を遺影写真の基として使う方もいらっしゃいます。
お葬式での集合写真より、生前に写真館できちんと綺麗に撮っておきたいものです。
冒頭の内容の繰り返しになりますが、両親などの自分の身近な人が高齢になったり、重い病気になったりした時に、お葬式のことを考えるのは精神的にヘヴィなところではあるけれども、後回しにすればするほど、そのヘヴィさは増していきます。
お葬式の事前相談はその負担を少しだけ和らげてくれます。
お葬式についての不安が軽くなり、気持ちの余裕・時間の余裕が出来た時、ご家族でゆっくり話す時間を作ってみてください。