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住民票と本籍
2025.07.27

どの葬儀会社でも似た様なものだと思いますが、弊社中村組葬儀社でも、お葬式のご依頼頂いた際には、故人を含めご家族・ご親族の情報を伺います。
伺うメインの情報は住所や本籍、生年月日、親族関係や続柄等で、用途は基本的に役所に提出する死亡届に記載する為です。
その他の用途としては、親族関係を伺うことで、葬式を行う上での役割分担をしたり、お葬式以降の各種手続きをスムーズに行うことが出来る様にアドバイスをしたりすることで、もちろんこれらの情報は弊社内部に留めておくことはもちろん、弊社でもお葬式に関連すること以外で使われることはありません。
さて、それらの中でも伺わないと話が先に進まない情報に故人と届出人(故人の死亡の事実を役所に届ける書類に記載する家族の方)の住民票に記載されている住所と本籍があります。
届出が必要なものは面倒でもきちんと手続きをしておきましょう。当たり前と思っている住民サービスもこの住民登録がベースにあるのです。
住民票に記載されている住所
やや回りくどい表現ですが、「住民票に記載されている」というのが重要な点です。
住民票とは、市区町村が住民の居住関係を公的に証明するもので、住所・氏名・生年月日・性別などが記載されています。住民票は、行政サービスや各種手続きの基礎となるものです。
例えば、選挙の際にハガキで送られてくる投票所入場券などは住民票を元に発送されます。
「住民票に記載されている住所=居住実態のある場所」というのが建前ですが、現実的にいうと、居住実態がある所(実際に住んでいる所)と住民票に記載されている住所に違いがあるのはよくあることです。
普段生活することだけを考えるとこの違いはさほど大きなものではないかもしれませんが、お葬式の場面では非常に重要です。
北九州市民は火葬料金は15,000円ですが、北九州市民以外は55,000円です。
(火葬自体は北九州市民でなくても受け付けてくれます。)
この場合の境界線は、北九州市に住民票をおいているか否かです。
前回火葬場のことに触れた様に、北九州市を含む大多数の自治体においては、基本的に火葬は住民サービスです。
北九州市に在住しているから、火葬という住民サービスを受けられるのです。
(自治体によっては、火葬料金のルールが北九州市と若干違うところもあります。)
次回は本籍について触れます。