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日々のアレコレ

散骨に思う。

2025.06.15

散骨に思う。

粉骨・散骨をご依頼いただきました

 先日、弊社に粉骨と散骨のご依頼があり、無事海洋散骨を終え、その報告のため散骨証明書を持って依頼者の方のお宅に伺いました。

細かくお話しはできませんが、その依頼された方は、今回身辺整理をされ、長年生活をされてきた北九州を離れることになりました。

ご自宅の処分と墓じまいをすることにして、お墓にあった御骨を散骨することにして、弊社にご依頼いただきました。

報告に伺って数日後、依頼者の方より感謝の手紙が届きました。

文面から滲み出る新たなお気持ちと共に清々しさが感じられ、散骨する意義や意味を改めて考えさせられ、こちらも清々しい気持ちになりました。

 

 

 

終活という言葉が世に広まってきましたが、一般の認識は、断捨離をしたり、財産の整理をしたり、お葬式の方法を決めたり、お墓を作ったり、また墓じまいをしたり、ということでしょうが、一般社団法人終活カウンセラー協会による「終活」の定義は「人生の終焉を考えることを通じて、自分を見つめ、今より良く自分らしく生きる活動」ということです。

 

そう考えると、今回の依頼者の方はまさしくこれを実践されたのだと思います。

 

御骨を管理しお墓を守っていくというのは、日本の大切な葬送文化・風習ではありますが、一方でそこでの生活やその管理に縛られるという側面もあります。

今回の依頼者様の手紙からは、その束縛からの解放とこれからの残された人生への希望すら感じられました。

墓じまいや散骨については賛否両論ありますが、そこに関係する人の人生が豊かになるのであればそれはきっと是なのだろうと思った一件でした。

 

 



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自宅でお葬式をするということ»

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