格安葬儀社とは？① 中村組葬儀社｜新着情報

さて、ネット葬儀社が世間を騒がせる中、ネット葬儀社とともに増えてきたのが、格安葬儀を謳う葬儀の会社です。

もちろんそれまでも良心的で低価格のお葬式を行うことが出来る葬儀の会社はありましたが、ここでは近年の流れの中で増えてきた格安葬儀社に触れます。

ネット葬儀社と格安葬儀社

ネット葬儀社(先述した様に実際には葬儀社ではなく仲介業者)は、主にインターネット(自社サイトやバナー広告)を使い、小規模で低価格なお葬式のサービスの提供が可能であることを売りに躍進してきた新興勢力です。

斬新でポップでキャッチーなもの（当たり前ですが、お葬式がポップでキャッチ―ということではなくて展開方法が、という意味です）に追従するのは世の流れ。

10数年ほど前から顕著になってきた「家族葬」の流れとも相まって、それまでの常識だった一般葬、つまり家族・親戚・友人関係・ご近所さん・故人や家族の会社関係者まで一堂に会して行う規模の大きいお葬式に疑問を投げかけて、「お葬式は家族葬で、小規模で、低価格で」というスタイルを世の常識まで引っ張り上げたのは「ネット葬儀社」、そしてその流れに乗った「格安葬儀社」であることは間違いないでしょう。

格安葬儀社は、ネット葬儀社の「小規模で低価格なお葬式のサービスの提供が可能」という部分を仲介業者（ネット葬儀社）から請け負うのではなく、受注から施工まで全てを自社で行っていく葬儀の会社のことです。中小の葬儀の会社を、さらに規模をミニマムにしたという感じでしょうか。

何れも、家族葬で小規模で低価格なお葬式サービスを提供することが可能なことを売りの一つとしていることがほとんどです。（「～可能である」と少し回りくどい表現をしていますが、この理由については後で触れることにします。）

格安葬儀社の種類

以前の回で北九州市には葬儀社が多いというお話をしましたが、大手互助会系の葬儀場の数に負けず劣らず、この手の格安葬儀社の葬儀場も多いです。

この格安葬儀社にもいくつかの種類があります。

①ネット葬儀社が自社ブランドの格安葬儀を専門にフランチャイズ展開するもの

②葬儀業界経験者が新規に独立開業して立ち上げたもの

③既存の葬儀社が看板を替えて別ブランドとして展開しているもの

④既存の葬儀社が看板を替えずに業態を替える、もしくはその一部門として展開しているもの

⑤寺・神社などの宗教法人が別会社で葬儀場を運営しているもの

 

などでしょうか。