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葬儀のエトセトラ

火葬場にまつわるエトセトラ①

2025.07.13

火葬場にまつわるエトセトラ①

お葬式にまつわるエトセトラシリーズ、今回は現代の日本、主に北九州市と東京23区の火葬場事情について触れてみます。

古代から現代に至る土葬・火葬・埋葬の歴史については、文字にするとなかなかの量があり、今回は触れません、というよりは、長すぎて触れることが困難なので、興味のある方はWikipedia等で検索してみてください。

また弊社HPの「中村組葬儀社の話」というところで、少し関係することに触れていますので、そちらもご覧いただければと思います。

中村組葬儀社の話

 

「御骨にまつわるエトセトラ」でお話した様にお葬式は各地の文化・風習などを基にすることが多いため日本各地で様々な違いがあります。

 

日本及び北九州近郊の火葬場事情

日本の火葬場の大多数、99%は自治体やそれに準ずる組織が運営しています。

北九州市の火葬場はそのもの北九州市立ですし、周辺自治体も市営や町営のものが多いです。

遠賀郡四町と中間市には「遠賀・中間広域行政事務組合」という組織があり、その組織が遠賀町の天生園という火葬場を運営しています。

この遠賀・中間広域行政事務組合は火葬場以外にし尿処理事務、ごみ処理事務、消防に関する事務を行っています。

田川地区にも「田川地区斎場組合」という組織があり、田川市・田川郡六町一村が参加しています。

火葬料は10,000円~20,000円程度が多いようです。

(日本全国を見ると、火葬料無料という自治体もあるようです。)

後に詳しくお話をしますが、東京都23区の火葬料金に比べかなり安価です。

(というより、東京都23区が高すぎるのですが・・・。)

安価な理由は、火葬が住民サービスという観点に基づいているからです。

北九州市の様に市立で2カ所あるところもあれば、一市一町一自治体で1カ所のところもあり、また周辺地域との合同組織で運営するところもありますし、大阪府松原市の様に火葬場を持たない自治体もあります。

(松原市の場合は隣接する自治体の火葬場を使うようです。基本的には市外居住者としての扱いで、届出人が関係市に住民票をおいている場合には市内居住者の扱いになるとのこと。)

 

 

北九州市の火葬場事情

北九州市には「北九州市立東部斎場」(門司区猿喰)と「北九州市立西部斎場」(八幡西区本城)の2カ所の火葬場があります。

東部斎場、西部斎場共に火葬炉は16墓あります。

火葬には予約が必要で東部・西部とも一時間に5件、一日に最大40件の火葬の受け入れが可能です。

火葬料は大人(10歳以上)は15,000円

※但し北九州市に住民票がある市内居住者。北九州市に居住していても住民票が北九州市にない場合は55,000円となります。

 

北九州市では火葬施設が充実しているため、お葬式をする場合にご遺族側の意向や特別な事情を除いて、火葬場の事情でお葬式・火葬の日程を延ばさなければいけないことはほぼありません。

(北九州市のある葬儀会社が、「火葬場が空いてない」と虚偽の説明をして、日程を延期して様々な費用を上乗せするという事例があったという噂を聞いたことがありますが、それが本当ならそこは間違いなく悪徳葬儀会社です。)

 

次回は東京23区の火葬場事情について触れていきます。

 



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